地方自治体の経験者採用面接対策 by ピアニスト
令和元年 秋号
みなさん、こんにちは。秋めいてきましたね。さて、秋といえば、地方自治体の経験者採用の時期になりました。
既に受験済みの方も多いかと思います。今回は、この経験者採用について考えましょう。
講師:みなさん こんにちは。各自の簡単なキヤリアをご紹介いただけますか。
受講生A)こんにちは。私は、現在、会社に勤務をしながら公務員を受験しています。
受講者B)私は、会社を退職して公務員の勉強をしています。
講師:ありがとうございます。では、今日は『公務員試験を指導しているピアニスト先生』
に講義をしていただきます。では、宜しくお願いします。
ピ)こんには、今日も宜しくお願いします。みなさんにお尋ねします。公務員を受ける社会人の経験者は特に留意すべき点はあると思いますか?
企業経験をPRすれば宜しいでしょうか?
A)営業が長く、売り上げを上げた実績をPRしたいと思います。
B)海外で工場を立ち上げた経験を伝えたいと思います。
ピ)なるほど。お二人とも素晴らしいキヤリアをお持ちのようですね。しかし、キヤリアはそのまま伝えるだけでは理解し難いかもしれませんね。
A)え?営業経験は役立つと思いましたが・・・。
ピ)確かに、ある部分では公務員の仕事に役立つとは思います。しかし、公務員、今回、みなさんが受ける地方自治体では、商品を売るわけではありませんよね。ある意味、地域をPRすることも大切ですが、PRするために仕掛けや仕組みを考え、その準備を進めるのが公務員の仕事になります。よくあるのが、地域の特産品をPRすることや、観光、新しい産業の誘致などをしていますね。住みやすい環境を整備し、人口を増やし、税収を上げることが大きな仕事になります。
B)なるほど、民間企業の経験をそのまま伝えても、仕事や業務内容とマッチするとは限りませんね。
A)では、営業経験をどう伝えれば良いのですか?
ピ)例えば、目標があったら、その目標に向けえて、達成に向けて計画を練り、実行をした話をすると公務員の業務内容とマッチする部分がありますね。公務員の仕事は、日々、改善をしながら、組織の目標にチームワークを発揮して到達できるように努力をします。個人が際立つ民間企業とは異なり、組織力をもって働く場でもあります。その良い例が、数年ごとに異動がありますので、異なる仕事を経験する中で、お互いで支援をするようになります。これが公務員の組織であり、仕事を進める上で大切なことです。
B)では、工場の立ち上げなども、多くの支援を得ながら立ち上げた話などをPRすると良いのでしょうか。
ピ)それもあります。工場の立ち上げに向けて、どのような計画を立てたか、期日に間に合ったのか、結果はどうだったのかなどを話すとより良いでしょうね。
A)すると、成果だけをPRするのではなく、そのプロセスの道筋を立てて説明をした方が伝わりやすいのですね。
ピ)そうです。
B)私の社会人経験は、工場勤務の前は営業や総務も経験しました。それらもPRした方が良いですか?
ピ)Bさんの経験の中で、どの部分が公務員にとってPRポイントになるかは少し話を伺えば分かりますよ。
A)なんでもPRするという発想ではないのですね。私のキヤリアからPRポイントを引き出してくれますか?
B)私もお願います。社会人経験を上手にPRしたいのでアドバイスをお願いします。
ピ)今日は、時間が足りないので、改めてお話を伺いたいと思います。 日本橋にある事務所に来ていただけますか?もしくはSkypeでも対応できますよ。
ゼロ塾にご連絡いただければ最善の自己PRをアドバイスします。
講師)今日は、社会人経験を上手に伝えるヒントをもらいました。是非、塾に問い合わせをしてください。