公務員試験(7):3つの型への具体的当てはめ(教養科目編)
お久しぶりです。ゼロ塾講師・てんです。
日にちが空いてしまいましたが、今回は、ここでの今まで6回分の
内容を踏まえた上で(読んでないという方は是非とも読んでくださいね(笑))、
具体的に出題科目を分類し、各パターンへの当てはめをしていきます。
前回示したように分類は
① 時間をかけてじっくり学習すべき科目(=なるべく早い段階から準備しておく)
② 学習すべきだが、あまり時間をかけるべきではない科目
③ 学習すべきでない科目
の3パターンです。
これに沿って当てはめを行っていくわけですが、
この作業は非常に大事です!
では紙幅の都合もあるので、教養科目と専門科目、2回に分けて説明します。
今回は教養科目について
…といってもあまり細かいことまでは書けませんが(理由後述)。
尚、ここに示すものは、第一回目にも申し上げたように、
あくまでも『専門科目も出題される試験』における教養科目対策ですので、
くれぐれもその点には十分にご留意願います。
(最初から読んでくださっている方からすれば、
何を今更…という感じもするでしょうが、
今回は内容的に特に念を押しておくべきと思い、改めて書いた次第です)
【一般知能分野】
何といっても『数的処理(判断推理・数的推理(資料解釈含む))』が大事で①
逆に『文章理解』は学習が成果に反映されにくい科目の典型なので
基本的には③で、普段英語に携わっているなど英文を捨てるのは惜しい…
という方に限って②
(尤もそういった方なら勉強しなくても解けるという意味で③になる可能性も)
【一般知識分野】
大事だけど③、という科目があります。
何故なら科目によっては
“専門科目の学習で身に付けた知識で問題を解く”
という方法がとれるので。
これは言い換えれば
“専門科目の学習だけやっておけば教養科目としては学習不要”
な科目があるということですね。
例えば『政治・法律・経済』は、専門科目のほうにそれぞれに対応している
科目があるため、改めて教養科目としてはやる必要がありません。
同様に『社会・時事』は時事問題に関する箇所のみで足ります
(専門科目でいう社会学と社会政策に該当する箇所は改めての学習は不要)。
それ以外(多くは科目名が高校の授業科目とイコールのもの)は、
その科目の性質や目指す試験における出題数、
あとは各人の得手不得手やそれまでの予備知識等によって
②か③に当てはめられるでしょう。
以上、随分アバウトですね(汗)
ご参考までに当ゼロ塾のホームページを貼っておきます。
https://www.zero-juku.com/koumuin.html
但し勿論これも絶対ではありませんので
(「~以外の人は」とか「~の人のみ」など婉曲気味に
表現していることからもお分かりいただけると思います)、
あくまで参考程度に留めてもらって、最終的には受験生各人に
決めていただくほかありません。
正直なところ、特に教養科目の一般知識分野については、受験生ごとに
置かれた状況が異なるという点を十分に勘案しなくてはならないため、
万人向けの説明においてはなかなか科目名を示して断定はしづらいのですね。
(前回『文学・芸術』を挙げましたが、これは“範囲が狭い+暗記系
+他の科目と関連が薄い”という条件が明確に揃っているので例外的)
もし当ゼロ塾の講座を受講していただいたら、
その辺りお一人お一人に合わせた説明はできますが…
ちょっと宣伝入ってしまいましたね(笑)。
(最後に、くどいようですが改めて注意点を)
ここでのお話はあくまでも『専門科目も出題される試験』を対象としています。
『教養科目だけが出題される試験』なら、一般知識分野でも
大いに力を入れるべき①に該当する科目が当然出てきます。
(∵前述した“専門科目の学習によって身に付けた知識で教養科目の
一般知識分野の問題を解く“という対処法がとれないため)
では次回は専門科目について分類・当てはめを行います。
こちらは今回の教養科目と比較すると、より具体的に科目ごとに
万人向けの類型化が可能ですし、またそうすべきでもありますので、
是非とも引き続きお付き合い願います。
最後までありがとうございました。
それではまた。